2016年 12月 28日
高校生の作品制作-完結- |
自分より先に窯の扉を開けた生徒の表情から、うまく焼けていたことがわかった。予想よりピンクが強烈に出てしまったが、大きな破綻もなく焼き上がった。象嵌の効果も出ているし、焼成は成功した。あとは、組み立てだが、かなりの重量に加え、持つところがないに等しいので工夫が必要となる。とにかく、仮設置をして、作品の全体像を早く見たいので、今までの焼き上がった作品も全て持ち出して組み立てた。
これが完成作品。これだけカラフルなやきものの作品も珍しい。左側は、デッサンの段階ではもう少し面白味があったが、焼き物の制約のもと、整理せざるをえなかった。1月に行われる宮城県高校美術展に出品することになるが、鑑賞に来た高校生に、少なからず大きなインパクトを与えることになると思う。
3月から、自分のペースでコツコツと製作してきたが、ようやく完成した作品を見るにつけ、よくここまで作り続けたと感心すると同時に、作品の質が非常に高いことに驚いた。発想には短絡的で曖昧なところもあるが、若者の自由な感性が先行した感じで、見る人を惹きつけるものがある。
by hd-domon
| 2016-12-28 20:23
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