2015年 02月 17日
「風の痕跡」を、厳冬の「北の大地」に |
昨年と全く同じ時期に、「風の痕跡」を求めて富良野、旭岳に行った。厳冬のはずなのにレンタカーで走る旭岳温泉への道は乾燥路面が続いている。雪も腐れ雪だ。しかし、標高1600mの姿見の駅まで行けば、求めている世界が広がっているはずと思いながらも一抹の不安はあった。不安は的中だった。光のない曇天で、新雪が優しく降り積もっていて、風の痕跡はものの見事に覆い隠されていた。それでも、購入したばかりのスノーシューで歩き回ったが、新雪と降りしきる雪のため、雪面がまるで見えない。光が無いから雪面の起伏もわからなく、距離感もつかめず、姿見の駅からそんなに離れることは危険だった。この日、「風の痕跡」は1枚も撮れなかった。
翌日、旭岳が見えたので、朝一のロープゥエイで登り、標高1750mまでスノーシューで歩き回ったが、最近、名物の風は吹いてなかったようで、風の痕跡は見当たらない。去年は1750m地点でアイスバーン状態となり、スノーシューで登るのは危険だったが、今年は登ろうと思えば登れるが、登っても意味がないので下山した。下りのロープゥエイには自分一人しか乗っていなかったが、従業員の話だと2月始めに雨が降ったりと異常気象だと言っていた。
富良野のいつもの場所を走り回ったが、昨年暮れ同様相変わらず積雪が足りず、綺麗な雪原が広がっていない。定宿のロッヂ・アイガーのおばさんの話でも、この間の大雨で雪が減ってしまったと言っていた。2月に雨が降るなんて考えられないことが、現に起きている。
これは異常気象でもなく、温暖化現象そのものだ。年3回くらいの爆弾低気圧が既に8回も襲来し、道東中心に大きな被害をもたらしている。そして、自分もその犠牲になってしまった。日曜日帰る予定だったが、飛行機は欠航となり、新千歳空港は大混乱となった。幸い、空港内ホテルは一室だけ空いており助かった。自分の後の人達は頭を抱えていた。
翌日、天気は回復していたので安心していたら、自分の振り替え便が欠航となった。昨日の悪天候で、新千歳空港に着陸できなく、羽田などに戻ったため、肝心の飛行機が無いのである。3つの便にキャンセル待ちをかけ、気長に待ったら運良く乗ることができたが、ほとほと疲れた。子供連れの家族は悲惨だった。
去年の帰りも欠航となり、JRで18時間かけて仙台まで帰ったが、2年も続くと考えてしまう。それよりも、肝心の雪の状態が変わってきているのが何より気になる。来年はどうしよう。

いつもはユースに泊まるのだが、1泊だけだからと「湯駒荘」に泊まったが、ここは、ソチオリンピックスノーボードで銀メダルを獲得した竹内智香選手の実家である。4階には彼女のギャラリーがあって、4連続オリンピックに出場したときのユニフォームとボードが展示してあった。

初日の旭岳。実際はスノーシューの跡もこんなにハッキリとは見えない。写真編集したから見えるだけ。

悪天候をものともせず、バックカントリーに重装備で出発する外人部隊。コース外立ち入り禁止は全く気にしない自己責任。つい先日もヘリで救助されたそうだ。日本人は何処行った。

二日目、束の間だけ晴れた旭岳。手前はスノーシューの足跡。遠くに噴気孔が見える。1時間で何も見えなくなった。

富良野近郊「麓郷の森」近くの「風の痕跡」。現在成長中の状態をとらえることができたが、吹雪の中での撮影で、カメラのレンズに雪がつくので、ファインダーをじっくり覗いていられない。

上と同じ場所。
翌日、旭岳が見えたので、朝一のロープゥエイで登り、標高1750mまでスノーシューで歩き回ったが、最近、名物の風は吹いてなかったようで、風の痕跡は見当たらない。去年は1750m地点でアイスバーン状態となり、スノーシューで登るのは危険だったが、今年は登ろうと思えば登れるが、登っても意味がないので下山した。下りのロープゥエイには自分一人しか乗っていなかったが、従業員の話だと2月始めに雨が降ったりと異常気象だと言っていた。
富良野のいつもの場所を走り回ったが、昨年暮れ同様相変わらず積雪が足りず、綺麗な雪原が広がっていない。定宿のロッヂ・アイガーのおばさんの話でも、この間の大雨で雪が減ってしまったと言っていた。2月に雨が降るなんて考えられないことが、現に起きている。
これは異常気象でもなく、温暖化現象そのものだ。年3回くらいの爆弾低気圧が既に8回も襲来し、道東中心に大きな被害をもたらしている。そして、自分もその犠牲になってしまった。日曜日帰る予定だったが、飛行機は欠航となり、新千歳空港は大混乱となった。幸い、空港内ホテルは一室だけ空いており助かった。自分の後の人達は頭を抱えていた。
翌日、天気は回復していたので安心していたら、自分の振り替え便が欠航となった。昨日の悪天候で、新千歳空港に着陸できなく、羽田などに戻ったため、肝心の飛行機が無いのである。3つの便にキャンセル待ちをかけ、気長に待ったら運良く乗ることができたが、ほとほと疲れた。子供連れの家族は悲惨だった。
去年の帰りも欠航となり、JRで18時間かけて仙台まで帰ったが、2年も続くと考えてしまう。それよりも、肝心の雪の状態が変わってきているのが何より気になる。来年はどうしよう。

いつもはユースに泊まるのだが、1泊だけだからと「湯駒荘」に泊まったが、ここは、ソチオリンピックスノーボードで銀メダルを獲得した竹内智香選手の実家である。4階には彼女のギャラリーがあって、4連続オリンピックに出場したときのユニフォームとボードが展示してあった。

初日の旭岳。実際はスノーシューの跡もこんなにハッキリとは見えない。写真編集したから見えるだけ。

悪天候をものともせず、バックカントリーに重装備で出発する外人部隊。コース外立ち入り禁止は全く気にしない自己責任。つい先日もヘリで救助されたそうだ。日本人は何処行った。

二日目、束の間だけ晴れた旭岳。手前はスノーシューの足跡。遠くに噴気孔が見える。1時間で何も見えなくなった。

富良野近郊「麓郷の森」近くの「風の痕跡」。現在成長中の状態をとらえることができたが、吹雪の中での撮影で、カメラのレンズに雪がつくので、ファインダーをじっくり覗いていられない。

上と同じ場所。
by hd-domon
| 2015-02-17 23:07
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