2018年 11月 06日
東北学院幼稚園陶芸作品窯出し |
本焼きに54時間かけ、五日間の冷却の後でも、まだ80度だったので扉を開けて冷ました。カラフルな作品群が見え、大きな破綻もないようだ。できるだけ先生方で作業をしてもらいたいので、窯出しも任せたが、慎重に作業をしていた。
東北学院幼稚園では、年少から年中まで3年間にわたって本格的な陶芸制作をするので、3度目となる年長組の子供達は、それなりに粘土の扱い方を無意識のうちに覚えている。先生方の話しかけのためだと思うが、子供達の体験、経験からの発想が多く、既製品のコピーなどは少ない。
このように、東北学院幼稚園の園児の作品からは、自分の実体験を通しての、自分なりの造形を生み出しているオリジナリティを強く感じる。一見うまそうに見える、何かのコピーのような造形がほとんど見当たらない。これは、先生方の教育方針の賜だと思われる。
園児に、気の利いたマグカップを作らせるのは簡単だ。そして、そのほうが保護者も「すごい」と喜ぶかも知れない。いつまで、こんな子供じみたものを作っているんだと思う親がいるかも知れない。本当にそうだろうか? 自分は、子供の時期は、長ければ長いほど良いと思うのだが。
by hd-domon
| 2018-11-06 21:11
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